Connected Smart Home
多様なデバイスが混在する環境
Connected Smart Home
多様なデバイスが混在する環境
私達が主に扱うのが、RC/SRC構造の個別高級注文住宅のネットワークの構築と維持管理です。
これらの建築物では、Wi-Fiのアクセスポイント数が、一戸あたり10台を超える事は、珍しくなく、邸宅全域を一つのネットワークで網羅しながらも、多種多様なIPデバイスに対応しなければなりません。
勿論ご利用者の方には、最小限のUIプラットホームで全てが賄え、どのような機器も快適に使える事が求められます。
家庭内では、TVなどのAV機器をはじめ、ネットワークオーディオ、照明、空調、カーテン、給湯、インターフォン、電子錠、宅内電話、FAX ,ゲーム、フィットネス器、カラオケ、散水、監視カメラ、車、ガレージ扉など異なるメーカーの機器デバイスが、IPネットワークに接続され、スマホやタブレットあるいはAnazon Echoなどのスマートスピーカーから操作するスマートホーム環境は、一般的な単一ネットワーク環境では、ネットワーク性能や効率が低下し、クラウド環境を含めた、邸内の仮想化ネットワークの構築が必須となります。
また、こうした建築物では、分厚いコンクリート壁や防火扉、特殊ガラスなどによって、電波が遮られる事も多く、無線環境だけには頼れず、有線配線が必須となり、建物の設計デザイン会社様、建築施工会社様、個々のデバイスメーカー様と施工前の段階から、連携して、調査、打ち合わせ、模擬接続確認などを繰り返します。
更に、私達の間では、「ネットワークが繋がってからがいざ本番」という言葉とおり、実際にご家族がお住まいになってからの、お引渡し後も、一定期間は無償で対応させて頂いています。
オフィスネットワークでは集中するアクセス人数や個人デバイスの管理が問題になりますが、ホームネットワークでは、知らず知らずに入り込む機器の通信方式が問題となる事も多く、例えば、マルチデバイス対応のTVチューナーは、IPv6マルチキャストが使用され、これらが発する不要なブロードキャストを制限しなければ、高性能なネットワーク機器や十分なネットワーク帯域でも直ぐにネットワークがパンクしてしまいます。ネットワークオーディ機器やハウジング機器も同様で、個別の機器毎に調査し、個別の機器の運用利用に応じた対策が必要になります。
携帯電話の電波が届かない地下空間等の電波強度不足への対応も、主要キャリアー様と連携し、独自の事前調査を含め対応させていただきます。また離れ等も屋外中継通信を含め一つのネットワークで処理できるように対応しています。
ネットワークセキュリティー対策への配慮は勿論のこと、既に生活インフラとして定着したネットワークでトラブルが発生すると、休日、深夜であっても対応が必要となることもありますが、プライベート空間の邸宅では、同時にオフィスのように直ぐに駆けつけるわけにもゆきません。このため、VPNアクセス環境をはじめ、ネットワーク監視サービス、停電時の対策を含め稼働後のネットワークの維持管理やサービスを含め、予め考慮しなければなりません。個人邸宅向けのネットワークセキュリティーについては、こちらのSophos 個人向け製品セキュリティー 製品をご覧ください。
邸宅や別荘では、Wi-Fiのアクセスポイントなどのネットワーク機器は勿論のこと、LANケーブル、電源ケーブルの一本でも見えてしまうと非常に目障りで、空間全体のインテリア・デザインの雰囲気を崩してしまいます。
最も多いのが、追加機器による電源コンセントの不足やアダプターやケーブルが露出する事で、こうした際も、お部屋インテリアに配慮し隠す工夫を施します。
 
ネットワークトラブルは、機器の故障だけでなく、様々な要素によって発生します。特にご家庭での利用にあたっては、新たに導入した機器によって、思わぬトラブルが発生することもあります。こうした稼働後の運用時に向け、原則リモートによるネットワークの監視・警告サービス/ 訪問対応を含む保守サービスをご用意しています。
事前に状態を検知し、ご利用者に事前にお知らせを送り、トラブルを未然に防ぐ仕組みです。個々の対応や調査は原則お客様が実施される事を前提とした従来のネットワーク保守さーびすの廉価版の仕組みです。
リモート監視・警告サービスに加え、機器のファームウエアアップデートを含め、トラブル対応を含め保守管理をリモートから行うサービスで、トラブルの状況に応じてお客様のご都合をお聞きした上で、訪問対応をさせていただきます。
※ 現在は、リモート・訪問保守サービスは、弊社にて邸内のネットワークを構築されて頂いたお客様に限定して、サービスを実施させて頂いております。また、ネットワーク構築を行いましたお客様に対しては、お引渡し後の6ケ月間・あるいは1年間(規模によって異なります)は、弊社の瑕疵担保期間として、これらのサービスを無償で実施させて頂いています。
こちらから、邸宅向けのWi-Fiネットワークの導入案内をダウンロードいただけます。
One Mesh Network PDF
ネット通販による商品の購入が普及するにつれ、国内使用の各種法令に基づく安全基準や適応基準の認定を受けていない電気・電子機器製品やパーツが、簡単に手に入るようになり、こうした事を知らずに、ご使用されている事もあります。
実際はこれらの法令違反で罰せられるケースは殆どありませんが、これらの法令では、流通・販売側は違反対象でなく、ご使用者側が、罰則の対象となりますのでご注意ください。
当社では、技適マークのない機器の使用を始め、国内の安全基準や適応基準の認定を受けていない機器類と判明した場合、その機器の設定や設置等をお断りさせて頂く事がございます。予めご承知ください。
城戸崎建築研究室 様
トレス建築事務所 様
(株)水澤工務店 様
(有)大原工務所 様
建築設計段階では、ネットワークは電気設備の一部として扱われてきた経緯から、気がつけば後回しとなったりや後付け工事となってしまう事が多ようです。既にネットワークは生活インフラとして定着しており、既に各部屋にLANケーブルコンセントを取り付けて終わり、あるいは外線を引き込み、Wi-Fiルーターを取り付けて終了という時代ではなくなりました。特に近年は、ホームユースのネットワークは、色々な家電機器を含め有線・無線の接続が行われるにつけ、色々な種類のパケットがLANネットワークの中を飛び交い、ネットワークの遅延や輻輳、干渉などを主要因としたネットワークトラブルが多く発生しています。
計画・設計段階からご相談いただくことで、お施主様のイメージされる要件を確認し、これらが引き起こす各種の問題を予想した上で、個々のご要望に応じたスマートなネットワーク計画をご提案をさせていただきます。また、現場調査報告書作成が不要なケースであれば、事前の現調は、無料で行わせていただいてます。(現場の距離によっては、交通費のみ実費精算とさせていただくことがございます。)